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"由井学長のC.P.H.時代の恩師、現在C.P.H.レイクランド学長のイアンワトソン氏によるメソッドロジーです。プラクティカルアプローチの入門書として最適の書です。
■由井学長まえがきより紹介
英国CPH(カレッジ・オブ・プラクティカル・ホメオパシー)の先生の中で、最も若く、そしてハンサムであったIan Watsonは、また、直感視力を持つ卓越した記憶力の持ち主であると同時に、最も明晰な先生であったと言いたい。マテリア・メディカのフォトグラフィックな記憶力とその伝達能力の素晴らしさは、類を見ないほどである。Ianのそういった教え方は私に合っており、Ianのクラスでマテリアメディカの最高得点を取ることができた。同時に、Ianのおかげで卒業できたことを心から感謝している。 ホメオパシーの方法論をこれほど簡単にスッキリとまとめた本もめずらしい。この本は、クラシカルの観念的方法論に少しも囚われないことで、本来あるべき全体的なホメオパシーの方法論が浮かび上がっているように感じる。 方法論とは、真実にいたるための道具である。それ故、一つの道具をもってそれが真実に到る唯一の道であるという過ちを犯してはならない。そしてその真実は患者と共にあるのであり、一つの道具を用いて、全ての患者に当てはめようとしてはならない。患者に対してどの道具を使うかを見極めなければならないのだ。そして初めてその道具が真実となる。 英国のプラクティカルアプローチが治癒において助けになるとしたら、そこにも道具としての価値はあるだろう。我々が必要としているのは、観念的な方法論ではない。実際に治癒へと導く方法論である。というよりも、本来そこにしか方法論としての正しさはないのである。 ケントのクラシカルホメオパシーの哲学は、神秘思想家スェーデンボルグの影響を強く受けているが、奇しくもスェーデンボルグの「照応」という考えは、プラクティカルホメオパシーの開祖、アイシーアガーの方法論の中にこそ見出すことができるのである。アイシーアガーのプラクティカルホメオパシーは、それが治癒へと導く方法であるという実証から導かれたものであることは間違いない。 かつてアインシュタインによってニュートン力学が覆されたように、そして、今度は相対性理論が、量子力学によって覆されるように、事実の前で既存の理論は覆され、より全体を包括する理論へと発展するものである。 もし、プラクティカルな方法論の中に治癒へと導く正しさがあるならば、変えなければならないのはこれまでの理論の方であり、より全体を包括する理論を模索しなければならない。アイシーアガーのレイヤーズにはより全体を包括する理論と言えるだろう。そしてそれがプラクティカルホメオパシーの土台となっているのである。この本がスッキリと書かれていると感じるのは、この包括的観点を土台としてまとめているからであろう。 ホメオパシーを知りたい、学びたいと切望する学生にとって、このIanの本はまさに洗練された道具を提供するものである。
2003年11月20日
HMA名誉会員・認定ホメオパス
Ph.D. of Homoeopathy
RAH学長 由井寅子 "
電子書籍
著者 | イアン・ワトソン |
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訳者 | 由井 寅子 |
ページ数 | 152ページ |
出版社 | ホメオパシー出版 |
発売日 | 2003 年 10 月 |
判型 | A5 |
ISBN | 9784946572357 |